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出題は多いですが、出題パターンは多くありません。
分岐回路の施設というのは、幹線と呼ばれる太い線から、それぞれの使用箇所に分ける為に分岐させた枝線の事です。
ご自宅にも電力会社から引き込まれた電気の遮断器としてメインブレーカーが付いており「1階南側」や「2階東側」など小分けにされて遮断器が付いているはずです。
分岐させるのにも決まり(電技解釈第171条)があり、それを覚えなければならないのです。
試験に必要なことを簡単な図にしてみました。 何度かノートに書いて覚えましょう。
【3~8mは35%、8m超は55%】と簡単に覚える事が出来ればGood。
分岐回路の電線の太さを決める許容電流が分かると、その先に付けても良いコンセントの定格電流を決めることが出来ます。
30Aが5.5mm2(2.6mm)これを覚えておけば前後から推測が可能となります。
全部なんか覚えなくて良いんです。どうせ出題内容は似たり寄ったりで偏りますから問題ありません。
問題は、左図の関係を問われる確率が大変高いことが分かりました。
それでは例題を数問解きながら詳しく解法について説明してゆきたいと思います。
定格電流30〔A〕の配線用遮断器で保護される分岐回路の電線(軟銅線)の太さと、接続できるコンセントの記号の組合せとして、適切なものは。ただし、電流減少係数は無視するものとする。
問題文で提示されている数値が30Aです。 選択肢は電線の太さと、コンセントの許容電流値がそれぞれ提示されています。
電線の太さから考えるよりも、コンセントの方が簡単に可否が分かりますので、まずはコンセントを見てゆきます。
イ.30A 30Aと30Aなので、このコンセントは接続できます。
ロ.15A コンセントの記号にアンペア数が表示されていなければ15Aです。
また、数字の“2”とありますが、これはコンセントが2口という意味です。
ちなみに電流はここで分かれたり合わさったりしませんので、2口だからといって倍にはなりません。さて、30Aと15Aですと接続できません。
30Aで接続できるコンセントは20A~30Aとなっています。
ハ.20A 前項より、このコンセントは使用できます。
ニ.15A これも先ほどと同じく使用できません。
“イ”と“ハ”の2つに選択肢は絞られました。
イ.直径2.0mm 当サイトのやり方ですと、2.0mmの許容電流は覚えていないはずです。
とりあえず『5.5mm2を覚えるように』としたからです。では、とばしましょう。
ハ.断面積5.5mm2 5.5mm2は30Aと言うのを覚えていますか?これはOKですね。
ということは、必然的に“ハ”が正解となります。
ほとんどの問題が、電線の太さから考えると選択肢が多く残ってしまう傾向が強いです。是非おすすめしたいのは、コンセントで選択肢を絞ってから考えましょうと言うことです。 コンセントを考えるだけで答えが出てしまう、出来損ないの問題も過去出題されています。そんな問題が出題されたらラッキーです。
図のような定格電流125〔A〕の過電流遮断器を施設した低圧屋内幹線から分岐して、過電流遮断器を施設するとき、ab間の電線の許容電流の最小値〔A〕は。
イ.44 ロ.57 ハ.69 二.89
まず、分岐回路が10mの所に過電流遮断器を設置していますので、これは幹線の定格電流125Aの55%以上の許容電流の電線でなければなりません。
早速計算です。125(A)× 0.55(%) = 68.75(A) となります。 選択肢の“ハ”69が正解です。
低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及びコンセントの組み合わせとして、不適切なものは。
ただし、分岐点から B までは3〔m〕、 B
からコンセントまでは10〔m〕とし、電線の部分の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。また、コンセントの定格電流は専用コンセントの値であるとする。
このような問題の時はコンセントから!です。コンセントから考えてゆきましょう。
イ.20A 20Aのブレーカーに20AのコンセントはOKです。
ロ.30A 30Aのブレーカーに30AのコンセントはOKです。
ハ.20A 40Aのブレーカーに20Aのコンセントは接続できません。
ニ.50A 50Aのブレーカーに50AのコンセントはOKです。
正解が出てしまいました。正解は “ハ”です。
では、暗記していただくように言った、30Aが5.5mm2(2.6mm)で考えてみましょう。
“ロ”はすぐに分かりますね。
“イ”と“ハ”と“ニ”は分からないじゃないかって? イエイエ、ちゃんと分かります。
15A 1.6mm
20A 2.0mm
30Aが5.5mm2(2.6mm)
40A 8mm2
50A 14mm2
この問題の場合は暗記していただくようにいった30Aが5.5mm2(2.6mm)だけで解答が分かります。
そうでない場合は、上記のように15A、20A、30A、40A、50Aと縦に書いてみます。30Aは書けると思います。電線の太さは5.5mm2以下には1.6mmと2.0mmしかありません。
そうすると表の半分以上は完成です。これで、14mm2以外は正誤が分かります。
これだけでも正解は導くことが出来ると思いますが、さらに一歩踏み込んで表を完成させてみましょう。
30Aで5.5mm2ですが、その上(40A)が数字が倍以上の14mm2であるとは考えがたいのではないでしょうか?
そうであるならば、14mm2は50Aではないだろうかという予測が成り立ちます。
どうでしょうか?こうやって知恵をほんのちょっと加えるだけで正解を導くことが出来ます。
実際には問題をたくさん解いていると何となく覚えてしまいます。
図のように定格電流150〔A〕の配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線から大さ5.5〔mm2〕のVVFケーブル(許容電流34〔A〕)で低圧屋内電路を分岐する場合、ab間の長さの最大値〔m〕は。
ただし、低圧屋内幹徐に接続される負荷は、電灯負荷とする。
イ.3 ロ.4 ハ.8 二.制限無し
この問題は、少し意地悪な方の問題です。出題されたら試験センターを恨んでください。
さて、150Aが幹線の定格電流です。
3~8mの35%と8m~の55%で計算してみるのが一番わかりやすいですかね?
150×0.35=52.5A
150×0.55=82.5A
5.5〔mm2〕のVVFケーブル許容電流34〔A]ということは、どちらにも達していません。
ゆえに、正解は“イ”となります。 34A÷150A=0.227(22.7%)ですぐに分かることですが・・・。
それでは練習問題で力を付けましょう。
1.低圧屋内配線の分岐回路において、配線用遮断器、分岐回路の電線太さ及びコンセントの組合せとして、適切なものは。 ただし、分岐点から配線用遮断器までは3〔m〕、配線用遮断器からコンセントまでは10〔m〕とし、電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。
2.図のように定格電流150〔A〕の過電流遮断器で保護される低圧屋内幹線から、太さ5.5〔mm2〕のVVRケーブル(許容電流34〔A〕)で分岐する場合、ab間の長さの最大値〔m〕は。ただし、低圧屋内幹線に接続される負荷は、電灯負荷とする。
イ.3 ロ.5 ハ.8 二.10
3.定格電流40〔A〕の配線用遮断器で保護される分岐回路の電線(軟銅線)の太さと、接続できるコンセントの記号の組合せとして、適切なものは。 ただし、電流減少係数は無視するものとする。
4.低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器の定格電流とコンセントの組合せとして、不適切なものは。
イ.20A 2.0mm 20Aコンセント
問題がないのでOKです。
ロ.20A 2.6mm 30Aコンセント
電線の太さはよいが、20Aの回路に20A以上のコンセントは接続できないため、これは間違いです。
ハ.30A 5.5mm2 15Aコンセント
電線の太さはよいが、30Aの回路に接続できるコンセントは20~30Aのモノなので、これは間違いです。
ニ.30A 2.0mm 30Aコンセント
30Aは2.0mmの許容電流を越えている(20A)コンセントはOKである。よって、これは間違いです。
34÷150=0.227
よって、35%を満たしていないことから3m以下としなくてはいけません。
40Aの回路に接続できるコンセントの選択肢は“イ”と“ハ”しかありません。
“イ”の2.6mmの許容電流は30Aのため、間違いだと分かります。
許容電流~マイナス10Aの範疇にコンセントの許容電流が収まっていない“ハ”が間違いだと分かります。