施工方法

この区分からは毎年２～３問出題されます。

よく出る問題は、

金属系サイディング・メタルラスを貫通させる工事
がいし、コンクリート埋設、金属ダクト、ライティングダクト工事
乾燥場所、湿気のある場所、水気のある場所の工事
特殊な場所の工事
機械器具の設置工事
金属管等の接地工事

数字を覚えていないと解けない問題がでたらそれはヤマ勘として、上記６つに関しては対策しておきましょう。

金属系サイディング・メタルラスを貫通させる工事

ここで問われるのは貫通させるときには管で保護するということ。
そして、その間が塩ビ管や樹脂管など電気を通さない素材であることです。そのまま電線を通したら、何かの原因で電線の被膜が破れて漏電した際に、家の外壁中に電気が流れてショート！そのまま火災になる危険性があります。
常識的に考えて、それは危険なので絶縁素材で守りましょうということです。

がいし、コンクリート埋設、金属ダクト、ライティングダクト工事、線ぴ工事

がいし引き工事はショウウィンドウの中でも大丈夫（300Ｖ以下）

がいしといわれる絶縁素材（電線についてる瀬戸物みたいなやつと同じ）でできた支えで電線を支えて配線する方法銅線がむき出しではないにしろ管などに守られていないので、たまに点検したりできないと断線や漏電の危険もあるので点検できる場所でないといけません。
　ちなみに、古い家や農家の納屋などではいまだに見ることができるはずです。　と、いうことは乾燥した場所でなくてもよいということです。

コンクリートの壁に埋設するのはＣＤ管

　オレンジ色の合成樹脂管に似ているやつです。ちなみにさまざまな理由があり、露出場所など他では電線管として使用できません。
大きな理由は自消性がない事です。つまり燃えちゃうって事です。
無論、PF管でも構いません。こちらはどこにでも使えます。だたし、お値段がCD感よりもお高いです。

金属ダクトは乾燥した場所以外ではＮＧ

ビルの機械室に入ったことのある方なんて、多くないですよね？
　つまり、ほとんどの方が見たことがないはずです。見てくれが悪いので人目につくところにはなく、でも点検できる場所って、ビルの機械室ぐらいしかないでしょう。
　幸い、機械室は湿気が少なく乾燥した場所ですからＯＫなのです。

ライティングダクトの開口部は下向き。150Ｖ以下乾燥した場所のみ

ライティングダクトを床に接地する人はいないので上向きにはできないと思いますが、こういう問題が出ます。
　ちなみにライティングダクトとはスポットライトなんかを吊るしている、天井のレールのことです。

線ぴ工事は150Ｖ以下乾燥した場所のみ

　配線を隠す配線モールの親玉みたいなやつです。古いオフィスビルなんかでよく見られます。
　通常ですと隠ぺい配線としますが、増改築や電源増設などでは致し方なくこの方法がとられます。
　あと、埋設する必要がない場合かな。見てくれを気にしなくていい場所とか。

特殊な場所の工事

爆発の危険性がある場所では金属管工事かケーブル工事
合成樹脂管は可燃性粉じんと危険物（石油等）のある場所でのみＯＫ

機械器具の設置工事

接地工事の省略

150Ｖ以下の乾燥した場所
木製の床や木製の台や絶縁物の上に設置
電気用品安全法適用２重絶縁構造
0.1秒以下で作動する漏電遮断器

金属管などの接地工事（それぞれ長さの指定もあるが、電圧だけ覚えていればまずＯＫ）

300Ｖ以上はＣ種、300Ｖ以下はＤ種

施工方法というのは、一般の電気工事作業員はそんなに気にしなくても大丈夫です。図面を引くのは別の人です。そして、施工を指示するのは親方や先輩です。ただし、全く知識がないのも困りものです。そんな人は試験が終わっても参考書を捨てないようにしておきましょう。

あくまでもおさらいですよ

さらっと、おさらいできましたでしょうか？

このページを含む「必須学習」というか「一夜漬け」というか・・・これらのページはあくまでもおさらいみたいなもんです。うっかり忘れると点が取れないことをまとめてあるので、試験直前にでも流し読みするのが一番良いでしょう。

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