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技能試験工具
工具は持ち込みです。
電動工具は持ち込めません
（必要ないですけど）
おおよそ、必要な工具は左のような分量になります。結構多いですね。
これを入れる工具袋、もしくは工具箱も必要です。
必要な工具は以下になります。
- 圧着ペンチ
- ケーブルストリッパー
- ペンチ
- ラジオペンチ
- コンベックス
- 電工ナイフ
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
- ウォーターポンププライヤー
上記を普通に揃えようとすると、電気工事士になる気のない人には痛い出費ですね。
資格マニアや電工以外で資格が必要な人にとって、１と２は普段は使わない工具です！
だって、家の配線をいじろうとしますか？
まぁ、いじれる資格を持つことになるのですが、いじる必要がないでしょ？
コンセントをむやみに増やしますか？しないでしょ？家族に怒られるだけなので止めておきましょう。
圧着ペンチ
本来、どうしても必要な工具は圧着ペンチだけです。何故かというと、必ず試験にはリングスリーブでの結線が出題されます。そのリングスリーブには適正圧着された印が付かなくてはなりません（ＪＩＣ Ｃ ９７１１）
右写真がリングスリーブ圧着用ペンチで左写真がリングスリーブです。柄の部分は黄色と決められていますので、間違えないで購入しましょう。ちなみに赤い柄は圧着端子用なので試験には使いません。
３千円前後で購入できます。
ケーブルストリッパー
下手に安いものを買って試験に落ちたのでは本末転倒です。おすすめは右写真のようにグリップして皮膜を剥ぐタイプのモノです。
最近は２アクションと言ってグリップを２回握って剥ぐタイプのモノがあり、確かに綺麗な切り口で剥けるのですが、正直使いやすいとは言えません。試験中はその１グリップが惜しくなるからです。
電気工事士セットなどたくさん売っておりますが、端子ペンチに毛が生えたような工具ではスピードが全く出ません。
使ってみればその差は歴然です。噛み合わせが悪く外皮が剥けきらなかったり、被膜や導線に傷が入ったりすることもあります。
おすすめと言うよりも試験に合格したいのであればグリップアクション以外の選択はありません。
ペンチ・ラジオペンチ
これは自宅にあるのではないでしょうか？無ければ１００均でもかまいません。
「１００均では・・・」となっているサイトや対策本もありますが、全く問題ありません。
１本何千円もするペンチから比べると、１０００円以下は全て同じです。
ただし、ミニサイズは使い物になりませんし、ラジオペンチの先は細すぎても使いづらいのです。ラジオペンチは必要ありません。
ちなみに、両方あった方がよいかと思います。
\100円から数千円です。
ホームセンターオリジナルで十分です。
注意点：ペンチの刃の幅は、15mm以上ないと試験課題には対応できない場合があります。確認してから購入しましょう。
コンベックス
一般の人はコンベックスなんて呼び方はしてないですよね。
右写真のモノです。
試験には１Ｍあれば十分で、１ｃｍ単位で図ることが出来れば何でも良いんです。定規でもかまいませんし、Ｌ型の金尺でもかまいません。ただし、試験会場の机が狭いですし、ここはコンベックスが良いと考えます。写真のモノはロック付きです。ロックすれば手を離しても巻き取りされないので便利です。
ロック付きでも100円からあります。
電工ナイフ
正直使わないんですよ・・・。今時・・・。
ＶＶＲが材料として出てきたら使うのですが、滅多に出題されません。ゴムブッシングの穴あけぐらいですよねぇ・・・。
カッターでも良いとお考えですか？カッターでも良いのですが、素人がカッターで外装を剥くと、皮膜までやっちゃいます。減点になるのであまりおすすめが出来ないのと、カッターナイフのご利用を遠慮していただくように注意書きがあるんですよ。
1,000円ぐらいです。
マイナスドライバー・プラスドライバー
マイナスドライバーを使うのはスイッチなどに差し込んだ電線を抜くときや連用取り付け枠へのスイッチ固定等です。
プラスドライバーはランプレセプタクルや端子台のネジやボンド線取り付け、ねじ無し電線管のボックスコネクタのネジに使用します。
先端部分を付け替えられるものだと１本で済むので便利です。これもホームセンターでお手頃な値段で販売されています。
１００円～１０００円程度
ドライバーは柄の部分が写真のようにボール状になっているもののほうが使いやすいです。
マイナスドライバーはあまり幅広のモノでも狭いモノでも困りものです。4mmか5mm程度のモノにしましょう。プラスドライバーは先端のサイズが+2のモノが使いやすいかと思います。
ウォーターポンププライヤー
別に、ウォーターポンププライヤーで無くても良いんですよ。
普通のプライヤーで！ロックナットを締めたりするのはプライヤーでも全く問題がありませんが、ボックスコネクタのネジの頭をねじ切らなきゃならない場合に、非力な方だと苦労するので、ウォーターポンププライヤーが便利というわけです。
さて、ざっと見てきましたが、合計いくらになるでしょうか？
１万４～５千円です！
正直、オイオイという感じです。圧着ペンチとケーブルストリッパーは、電気工事士になる人やその上の資格を目指す人以外はオークションで売ってしまった方がいいです。まとめて、電気工事士試験セットにして売っても良いですね。
自宅にある工具で使えるものがあれば、新たに購入しないようにしましょう。車載工具なども使えるものがあると思います。どうしても購入が必要な工具は、圧着ペンチとケーブルストリッパーです。先行投資と思って購入しましょう。
技能試験に使う工具で疑問があったら
一人で悩むよりも誰かに聞いた方が早いです。そんな時に役に立つのが猫電への質問です。
工具のことでも質問にはお答えしますので、ご遠慮なくどうぞ。